クリック・スルー・レート(CTR)
このページでは通販広告用語「クリック・スルー・レート(CTR)」について説明しています。
クリック・スルー・レート(CTR)
クリック・スルー・レートは、広告の効果を測る指標の一つであり、広告が表示された回数であるインプレッションに対してのクリックされた割合をいいます。CTR(Click Through Rate)とも表記され、クリックレート、クリックスルー率、クリック率とも呼ばれています。クリック数÷インプレッション数という計算式で求められます。この数値が高いほど、ユーザーが興味を持ち、広告効果が高いと言えます。一般的に、バナー広告よりも、テキスト広告やメール広告の方が、CTRが高いとされています。
例えば、メール広告A、Bを100人の人に送信した場合、Aの広告は40人、Bの広告は60人、広告中のURLをクリックしたとします。この時のCTRは、A40%、B60%で、Bの広告の方が、CTRが高いといえます。そして、同じ広告費用であれば、Bの方が、費用対効果が高いといえます。
広告が掲載されるWebサイトと広告内容には、親和性が必要です。例えば、釣り関連のWebサイトを見ている人は、釣り道具の広告のバナーであれば、クリックする可能性が高くなります。しかし、全く関連性のない用品の広告のバナーでは、クリックする可能性は低くなります。Webサイトを訪れる人のニーズに合った広告を掲載することで、CTRは高まります。
CTRを高めるためには、広告のクリエイティブも重要です。人を惹きつけられるような広告を作成する必要があります。バナー広告では、わかりやすく商品やサービスを紹介し、見やすい文字を使うことが大切です。バナーの画像は、Webサイトと親和性を持たせつつも、装飾に力を入れます。複数のバナーを用意し、CTR測定を行えば、どのようなバナーがCTRが高いか傾向をつかむことができます。テキスト広告では、短い文章で人を惹きつけなければいけませんので、印象に残るようなコピーライティングが重要になります。リスティング広告では、決められた文字数での広告文が掲載されますので、熟慮する必要があります。
インターネット広告の中でも、特にメール広告では、広告のURLをクリックすると、懸賞に応募するためのポイントが得られたり、懸賞に応募できたりするなどのインセンティブを獲得できるものあります。こういったクリックインセンティブ型の広告では、ユーザーが、広告の対象となる商品やサービスに興味がなくても、クリックをするためCTRは高まります。最終成果に結びつくとは限りませんが、認知度を高めるために、広く周知を行いたい場合には向いています。