パッケージ
このページでは通販広告用語「パッケージ」について説明しています。
パッケージ
パッケージとは、商品の包装をいいます。装飾目的や保護目的で包んでいる紙やフィルムの他に、商品を入れるための箱や段ボール、プラスチックなどの容器を指します。
パッケージには、チラシ的役割とブランド的役割があります。商品の販売開始当初は、チラシ的役割の強いデザインのパッケージを使用するとよいとされています。特に、新商品においては、パッケージには、アイキャッチ効果が必要とされます。消費者に購入してもらうためには、陳列棚に並んでいる同種の商品の中から、目につきやすいデザインにし、手にとってもらう必要があります。何の商品であるかわかりやすいデザインであり、商品のコンセプトやメリットなどが、わかりやすく表記されているパッケージが適しています。
商品が売れていき、消費者に認知されて、アイデンティティが確立した段階で、ブランド的役割の強いパッケージに変更していきます。愛され続ける商品にすることが、ブランド化の目的です。デザインをシンプルにし、見ただけでその商品とわかるような普遍的なデザインによるイメージ戦略を行います。効果的なセールスプロモーションを行うことにより、商品の認知が早まることもあります。商品、パッケージデザインともに、マイナーチェンジを行い、成長していくことが大切です。長く使われているパッケージデザインの中には、立体商標として、商標登録されているものもあります。
パッケージは、景表法などの法律の制約を受けます。商品の品質や規格、価格などについて、誤認を与えるような恐れのなる表示や、他製品と比べて優位と誤解されるような表示を行ってはいけません。例えば、無果汁飲料に、果実の絵や写真を載せるなど、消費者に誤解を与えるようなパッケージデザインは禁止されています。
この他に、商品によって該当する法律がありますので、法律に抵触しないパッケージの制作を行う必要があります。医薬品、医薬部外品、化粧品、あるいは医療機器に該当する健康器具は、薬事法の適用を受けます。食品などは、食品衛生法、健康増進法、JAS法の適用を受けますので、健康食品については、特に注意が必要です。また、リサイクル法によって、「スチール缶」「アルミ缶」「ペットボトル」「紙製容器包装」「プラスチック製容器包装」の表示が義務付けられています。法律に抵触しないパッケージの制作を行うためには、関連する法律について、熟知することが必要とされます。