パーミッション
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パーミッション
パーミッションとは、主にUNIXシステムで使用される、ファイルやディレクトリに対するユーザーのアクセス制限を指す言葉です。OSは、家庭においては、Windowsが多く使われていますが、サーバーではUNIXシステムが一般的になっています。UNIXシステムは、一つのシステムを複数のユーザーが共有して使うことが、前提とされています。そのため、ファイルの所有者の許可なく、編集や削除が行われないように、アクセス制限が設けられています。
パーミッションには、「読み込み」「書き込み」「実行」があり、アクセスを制御することができます。ユーザーは、「ユーザー」=ファイル、ディレクトリの所有者本人、「グループ」=同一のシステムの利用者で本人が所属するグループの全員、「その他」=同一のシステムの利用者ではない第三者に分けられます。ファイルごとに、「ユーザー」「グループ」「その他」に対して、「読み込み」「書き込み」「実行」のいずれを許可するか設定を行うことができます。例えば、「ユーザー」「グループ」は読み込み書き込みともに可、「その他」は読み込みのみ可、書き込みは不可といったように、設定を行うことができます。
パーミッションを表す方法には、9桁の記号と3桁の数字があります。記号では、「読み込み」=r「書き込み」=w「実行」=xで表記します。「ユーザー」「グループ」「その他」の順に、「読み込み」「書き込み」「実行」の許可されているものは、該当の記号で、許可されていないものは「-」で表示されます。1~3桁が「ユーザー」、4~6桁が「グループ」、7~9桁が「その他」になります。例えば、全てのユーザーが、「読み込み」「書き込み」「実行」全て可であれば、「rwxrwxrwx」となります。「ユーザー」のみ全て可、「グループ」は「読み取り」と「実行」が可、その他は「実行」のみ可であれば、「rwxr-x–x」となります。
数字では、「読み込み」=4「書き込み」=2「実行」=1をユーザーごとに、許可された項目の数字を足していき合計が属性値になります。属性値を「ユーザー」「グループ」「その他」の順に並べます。例えば、「ユーザー」は全て可の場合、4+2+1=7、「グループ」は「読み取り」と「実行」が可の場合、4+0+1=5、「その他」は「実行」のみ可の場合、0+0+1=1になります。これを、並べて、「751」と表記します。