リターン・オン・インヴェストメント(ROI)
このページでは通販広告用語「リターン・オン・インヴェストメント(ROI)」について説明しています。
リターン・オン・インヴェストメント(ROI)
リターン・オン・インヴェストメントとは、ROI(=Return On Investment)と呼ばれることが多く、投資収益率を表します。ROI=(利益÷投資)×100(%)となり、利益を投資額で割ったものをいいます。ROIは値が大きいほど、投資収益率が高いとされます。ビジネスを行う上で、ROIは欠かせない指標であり、企業の事業や資産、設備の収益性を測る指標として使われています。不動産などの投資案件に関しては、案件ごとにROIは算出されます。広告の分野でもROIは広告の費用対効果を表す指標として、使われています。インターネット広告においては、アクセス解析などトラッキングを行うことで、ほぼ正確にROIを算出することができます。
広告費用におけるROIとは、ROI=(利益-広告費用)÷投資費用×100%となり、売り上げから広告費用を引いたものを投資費用で割ります。売上が200万円、広告費用が10万円、投資費用が100万円であったとします。(200万円―10万円)÷100万円×100=190%となります。1円に対して、1.9円の利益が出ている計算になります。ROIは100%を切ると、利益が出ず、損失が生じている状態です。ROI=利益÷広告費用×100%で、算出を行う場合もあります。
インターネットでビジネスを行ううえで、ROIを上げるためには、コンバージョン率を上げる必要があります。商品の購入を最終成果物であるコンバージョンとした場合、クリックが増えても、コンバーションに結び付かなければ、意味がありません。大げさな広告文で興味を惹いても、実際の商品やサービスとの間に乖離があれば、コンバージョンには結びつく可能性は低くなります。特に、クリック保証型広告では、無用なクリックが行われることによって、広告費用が嵩み、ROIを低下させる要因になります。クリックがコンバージョンに結び付くためには、対象となる商品やサービスに対して、適切な広告文の作成が重要です。
インターネットビジネスにおいて、コンバージョンは、広告がクリックされて認知が広まることに求めるのか、資料請求であるのか、商品の購入であるのか、対象となる商品やサービスによって、異なります。コンバージョンはどの地点であるかを見極め、あらゆる投資に対してのROIを確認することが大切です。ROIを算出し、広告媒体を比較し、費用対効果のよい媒体に特化して、広告投資を行うことが大切です。
ROIの考え方をマーケティングに拡張し、マーケティング投資の客観的な効果を図る指標をマーケティングROIといいます。